比較レビュー
AI 画像生成 API 価格比較:1枚いくらか、無料枠の真実
2026年10月確認:エントリー価格は1枚 $0.001 から $0.24 まで、2桁の差がある。この総表でお金がどこに使われるかを見極めよう
画像生成 API を選ぶとき、最初の疑問は必ず「1枚いくらか」です。しかし各社の基準はバラバラで、1枚単位のところもあれば token 単位のところもあり、解像度で段階分けするところもあれば、公式 API がそもそも存在しないところもあります。この記事では 2026年10月28日に確認した公式価格を1つの表にまとめ、課金方式と無料枠の真実を明らかにします。動画生成側の価格比較は姉妹記事『AI 動画生成 API 価格比較』をご覧ください。
1枚あたり価格の総表(各社最安プラン)
まず1枚あたりに換算できるものを昇順で挙げます:
| モデル | 最安の1枚あたり価格 | 基準 |
|---|---|---|
| FLUX.2 [klein] 4B | $0.001 | 公式の1枚あたり |
| FLUX.2 [klein] 9B | $0.002 | 公式の1枚あたり |
| Recraft V4.1 Flash | $0.007 | raster、$1=1000 units |
| FLUX 3 Klein | $0.008 | 公式の1枚あたり |
| FLUX.2 [pro] | $0.015 | 公式の1枚あたり |
| Seedream 5.0 Flash(BytePlus 公式) | $0.018 | 公式の1枚あたり |
| Imagen 4 Fast | $0.02 | Vertex AI の1枚あたり |
| FLUX.1 [dev] | $0.025 | 公式の1枚あたり |
| Ideogram V3 Flash | 約 $0.03 | サードパーティの二次情報源、公式価格はコンソールにログインが必要 |
| Nano Banana 2.1(1K) | $0.0336 | 公式の1枚あたり |
| FLUX 1.1 [pro] / Imagen 4 | $0.04 | 公式の1枚あたり |
| Seedream 5.0 Pro(≤1.5K) | $0.045 | 公式の1枚あたり |
| Imagen 4 Ultra | $0.06 | 公式の1枚あたり |
| Nano Banana 2.1(4K) | $0.113 | 公式の1枚あたり |
| Nano Banana Pro(1K/2K) | $0.134 | 公式の1枚あたり |
| Nano Banana Pro(4K) | $0.24 | 公式の1枚あたり |
表を読む際の注意が2点あります。第一に、これは各社の最安エントリー価格であり、同品質での比較ではありません:$0.001 の klein 4B と $0.24 の Nano Banana Pro 4K はそもそも同じ用途向けではありません。第二に、OpenAI は表に含まれていません。gpt-image は1枚あたりの価格表を廃止し、token 課金のみになっているため、別途説明します。

各社の短評
FLUX 系(Black Forest Labs):製品ラインが最も密で価格帯も最も広く、$0.001 から $0.06 までをカバーします。エントリーには FLUX.2 [klein] 4B $0.001/枚、高品質帯には FLUX 1.1 [pro] $0.04、Ultra $0.06、FLUX.2 [pro]/[max]/[flex] はそれぞれ $0.015/$0.03/$0.05 で、すべて pay-as-you-go、サブスクなしです。FLUX 3 Image は $0.041、ほかに megapixel 課金カード(最初の MP $0.07)もあります。なお FLUX.1 [schnell] はオープンウェイトモデルで、公式に1枚あたりの API 価格はありません。1枚単位で使いたい場合、HiAPI の FLUX Schnell は $0.005/枚で、バッチのラフ画に適しています。
Recraft:V4.1 Flash raster は $0.007/枚、通常価格の V4.1 は $0.035、vector プランは $0.08。課金単位は $1=1000 units の前払いクレジットで、有効期限がないため、利用量が不安定なチームも月末にゼロになる心配がありません。
Imagen(Google):Vertex AI は1枚あたりの課金で、4 Fast $0.02、4 $0.04、Ultra $0.06。Gemini API 側ではすでに Imagen を直接販売せず、Nano Banana を推しているため、Google 系に接続する前にどちらのラインを使うか明確にすべきです。
Nano Banana(Google Gemini API):2.1 は解像度で段階分け:1K $0.0336、2K $0.0504、4K $0.113。Pro はさらに高く、1K/2K $0.134、4K $0.24。無料枠はありません。4K 出力が必要なら、表の中では高い方の区分です。
Seedream(BytePlus):5.0 Flash $0.018/枚、Pro ≤1.5K $0.045、>1.5K $0.09。無料側は太っ腹で、入力画像は Pro 以外無料、Pro は最初の1枚が無料、審査失敗時は課金されません。知っておくべき細かい点として、同じモデルでもプラットフォームをまたぐと表示価格が異なる場合があります。BytePlus 公式の Seedream 5.0 Flash は $0.018/枚ですが、HiAPI 上の Seedream 5.0 Flash は $0.025/枚と表示されています。接続前に横並びで比較する価値があり、価格差と引き換えに得られるのはワンストップの統合コストです。
Ideogram(価格は不確実):V3 Flash/Default/Quality は約 $0.03/$0.06/$0.09、4.0 は約 $0.03/$0.06/$0.10。注意:この数値はサードパーティの二次情報源(eesel.ai)によるもので、公式価格はログイン後のコンソールでしか確認できません。接続前に公式コンソールを基準にしてください。同社は画面内の文字やロゴを得意としており、この能力にその価格だけの価値があるなら、まずコンソールにログインして確認してから決めましょう。
OpenAI gpt-image:token 課金の見積もり方
gpt-image-2/2.5 の課金:image input $8、image output $30、text input $5 /1M tokens、batch は半額。軽量版の gpt-image-1-mini は input $2.50、output $8 /1M です。公式はもはや1枚あたりの価格表を公表していないため、「1枚いくら」に公式の答えはなく、見積もるしかありません。
見積もり式は複雑ではありません:1枚あたりコスト =(テキスト入力 tokens × $5 + 画像入力 tokens × $8 + 画像出力 tokens × $30)÷ 1M。出力 token の単価はテキスト入力の6倍、画像入力の約4倍なので、解像度が高いほど、画像修正の回数が多いほど請求が重くなります。1枚あたりの token 消費量は prompt の長さと出力解像度に依存するため、OpenAI 公式 calculator で自分の典型的なユースケースに基づいて計算することをおすすめします。繰り返しますが、こうして算出されるのは見積もり値であり、公式の1枚あたり価格ではありません。バッチ処理は batch チャネル(半額)を使うとコストを明確に下げられます。
Midjourney:公式 API がないことをはっきりさせる
複数のサードパーティ情報源が一致して伝えるところによると、Midjourney は Web 版と Discord のみで、公式 API はありません。世間の「MJ API」はすべて利用規約を回避したサードパーティ製ラッパーで、仕組みはあなたの prompt をどこかの消費者のログインアカウントに転送して代行実行させるもので、アカウントはいつ停止されるかわかりません。本番環境では手を出さないでください。
同社のサブスク価格は約 $10/30/60/120 毎月(サードパーティ報道)ですが、それは消費者向けサブスクであり API 価格ではありません。「サブスク価格 ≠ API 価格」という法則が最も典型的に現れるのが Midjourney です。
無料枠の真実
画像 API の「無料」はほとんどが数量限定の枠であり、長期的なただ乗りではありません:
- MiniMax:タスクごとに最初の5枚が無料(H3 タスク)。試すには十分ですが、大量処理には足りません
- BytePlus:Seedream 5.0 Pro は入力画像の最初の1枚が無料、審査失敗時は課金なし。Pro 以外は入力画像が無料
- Ideogram:消費者向けの毎週10 slow credits は Web/App の特典であり、API の無料枠ではありません
結論:長期的に大量処理する場合は1枚ごとの課金が通常です。本当にゼロコストでモデルの適合性を検証したいなら、より現実的な方法は集約プラットフォームの playground で自分のプロンプトを使って数枚試し、価値があると感じてから接続することです。
選び方(シーン別)
- バッチのラフ画、素材の大量処理、価格が最も敏感 → FLUX 系。HiAPI では FLUX Schnell $0.005/枚、1万枚で $50、試行錯誤のコストが極めて低い
- 中国語プロンプト、低コスト → Z-Image、HiAPI $0.008/枚
- EC 製品画像、リアルな人物写真 → Seedream 5.0 Flash(HiAPI $0.025/枚)または Imagen 4 Fast(公式 $0.02/枚)
- 画面内の文字、ロゴ、ポスター → Ideogram(価格は公式コンソール基準)、または文字レンダリングに強い GPT Image 2
- 複数回の画像修正、キャラクター/製品の一貫性維持 → Nano Banana 2.1
- ベクターのデザイン原稿 → Recraft vector $0.08/枚
- 複数のベンダーと契約したくない → gpt-image。token 課金の不確実性を受け入れ、バッチは batch の半額を利用
複数のプラットフォームで個別に口座を開設し、大量の key を管理するより、モデルマーケットで1つの key からすべてのモデルを呼び出す方がよいでしょう。価格と試用の入り口はモデルページにあります。
FAQ
どの画像生成 API が最も安いですか? 表内の最安公式1枚あたり価格は FLUX.2 [klein] 4B の $0.001/枚ですが、これはエントリー向けの小型モデルであり、旗艦クラスと品質を比べてはいけません。統合側では HiAPI の FLUX Schnell $0.005/枚 が安価ですぐに使える出発点です。
OpenAI gpt-image は1枚いくらですか? 公式が公表しているのは token 価格のみです:image output $30/1M、image input $8/1M、text input $5/1M、batch は半額で、1枚あたりの価格はもう提示されません。1枚あたりのコストは解像度と prompt の長さに依存するため、公式 calculator で典型的なユースケースに基づいて見積もってください(見積もり値であり、公式の1枚あたり価格ではありません)。
Midjourney に API はありますか? 公式 API はなく、Web 版と Discord のみです。サードパーティの「MJ API」は利用規約に違反し、アカウント停止のリスクがあります。約 $10/月からのサブスク(サードパーティ報道)は消費者向けサブスクであり、API 価格ではありません。
本当に無料の画像生成 API はありますか? ありますが、いずれも数量限定の枠です:MiniMax はタスクごとに最初の5枚、BytePlus は入力画像の最初の1枚が無料、審査失敗時は課金なしなど。長期的に大量処理する場合は1枚ごとの課金が通常であり、無料枠を追うより playground で先に試す方が現実的です。
重要な結論
価格差が2桁に及ぶ本質は、品質区分が揃っていないことと課金方式が異なることにあります。正しい選定順序は、まずシーンを決め、次に同じシーン内の候補で価格を比べることです。エントリープランと旗艦プランでコストパフォーマンスを比べてはいけません。接続前に2つのことを行いましょう:価格の基準(1枚単位か token 単位か、無料枠があるか)を確認すること、自分のプロンプトで数枚試すことです。動画の価格ロジックは画像と異なるため、『AI 動画生成 API 価格比較』をご覧ください。
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